私は以前、外科医師として病院に勤務するかたわら、全国各地の病院やクリニック、施設が連携する仕組みづくりや、病院の再生などに奔走してきました。当クリニックには、外来での内科診療と訪問診療を担っていた前任の先生からバトンを受け取る形で着任。地域連携の仕組みづくりの経験をいかして、地域における包括的な診療を提供していきたいと考えています。
私の父親は地方都市で獣医師をしていました。牛、馬、豚などの大動物を診療することが多く、現場に出かけるその姿は地域産業の手伝いをしている様に映りました。現在の医療における地域包括ケアという考え方に通じるものがあったと思います。そういった経験から、当院では訪問診療に力を入れています。また、臨床の医師として大切にしているものは「粘り」です。今までの症例はこうだったからと決めつけず、最善を尽くすことを心がけています。今後も地域のみなさまや医療スタッフ、患者さんやそのご家族と協力し合い、チームワークで地域医療にあたってまいります。
学歴
1988年 福島県立医科大学医学部卒業、同大学大学院修了 博士号取得
職歴
国立国際研究センター、東京新宿メディカルセンター、NTT東日本関東病院、
横浜市立大学関連病院、国立病院機構横浜医療センター外科医長・救命センター副部長、済生会若草病院(横浜市)外科部長・内視鏡センター・診療部長を歴任した後、丸亀医療センター・佐々木病院副理事長、日立おおみか病院理事を経て現在に至る。
公的役割
・厚生労働省 全国のがん診療連携拠点病院において活用が可能な地域連携クリティカルパスモデルの開発 班研究員
・全国保健所長会 地域保健推進事業 地域連携クリティカルパスの普及・推進に関する研究 地域連携パス推進班 アドバイザー
・神奈川県がん診療連携協議会地域連携クリティカルパス部会 相談役