認知症について
認知症は、記憶障害や判断力低下など認知機能の衰えにより、日常生活に支障をきたす状態です。早期発見と適切なサポートにより、患者様とご家族の生活の質を維持することができます。メディカルクリニックあざみ野では、認知症の診断から日常生活のサポートまで、総合的な支援を提供しています。
当院のご案内
当院では、がん治療中の患者様(丸山ワクチン接種中)が多く通院されています。感染症から免疫力が低下している患者様を守るため、以下の対応をとっております。
発熱や感染症の疑いがある場合は、検査設備が充実している連携医療機関「AIプラスクリニックたまプラーザ」をご紹介しております。ご理解とご協力をお願いいたします。
認知症の理解
主な症状
- 記憶障害:最近の出来事を思い出せない、同じ質問を繰り返すなど
- 見当識障害:日付や場所、人間関係がわからなくなる
- 実行機能障害:計画を立てて実行する能力の低下、家事や金銭管理が困難に
- 言語機能障害:言葉が出てこない、会話の内容を理解できないなど
- BPSD:不安・抑うつ・徘徊・妄想などの行動・心理症状
正常な加齢との違い
もの忘れには加齢による自然な変化と認知症によるものがあります。その違いを理解することが大切です。
| 症状 | 正常な加齢 | 認知症の可能性 |
|---|---|---|
| もの忘れ | 体験の一部を忘れる | 体験全体を忘れる |
| 日常生活 | 日常生活に支障なし | 日常生活に支障あり |
| 進行 | あまり進行しない | 徐々に進行する |
診断と評価
当院では以下の検査を実施して認知症の評価と診断を行います。
- 問診:ご本人とご家族からの症状や生活状況の聞き取り
- 認知機能検査:MMSE、時計描画テストなどの簡易検査
- 血液検査:甲状腺機能、ビタミン欠乏症、感染症など認知症の原因となる疾患の除外
- 身体診察:神経学的所見の確認
※ 画像検査(CT/MRI)、詳細な神経心理検査が必要な場合は、連携している専門医療機関をご紹介しています。
治療とサポート
- 薬物療法:認知機能改善薬やBPSDに対する薬物治療を適切に提供
- 生活環境の調整:混乱や不安を軽減するための環境づくりをアドバイス
- 家族支援:介護者の負担軽減のための相談と情報提供
- 定期フォロー:症状の進行を確認し、治療計画を適宜調整
多職種連携
認知症の方を地域で支えるため、様々な専門職と連携しています。
ケアマネージャーとの連携
介護サービスの調整や生活支援のために、ケアマネージャーと情報共有を行い、包括的なケア計画を立てます。
地域包括支援センターとの連携
介護保険の申請サポート、社会資源の紹介など、地域での生活を支える連携を行います。
運転・金銭管理の相談
認知症と診断された方の運転免許や金銭管理に関する相談にも対応し、必要に応じて成年後見制度の案内も行います。
お問い合わせ
認知症についてのご相談・ご予約は、お電話にてお気軽にご連絡ください。
早期の対応が症状の進行を遅らせ、ご本人とご家族の生活の質を保つことにつながります。
045-978-0455
受付時間:平日 9:00〜18:00